ダイニング椅子の座面張替えです。

ダイニング椅子の座面の中身ですが、ウレタンが柔らかくかなり劣化しておりました。

もちろんウレタン交換からの椅子張り替えになります。

元々の座面の構造はチップウレタンに薄くて柔らかいウレタン１枚を重ねているだけでした。

座っていると座面の板部分にお尻が当たって座りにくいとのことでしたのでしっかりとしたウレタンを使用しました。

構造的には一番下部分に１０ｍｍチップウレタンを敷き、その上にメインとなる硬めの２０ｍｍハードウレタンを乗せ、最後に柔らかい１０ｍｍソフトウレタンをかぶせて仕上げました。

この３層構造にしますと、座った時の最初の当たりが柔らかく、その後硬めのウレタンがしっかりとお尻を支え、一番下のチップウレタンが板まで伝わらないように圧力の分散をしてくれます。

通常このようなこだわりの座面構造はコスト的に新品の椅子では作らない場合が多いと思います。

椅子の張り替えと新品の椅子を価格的にしか比べない方もおられますが、椅子張替えとは表面上の布地だけでなく、見えない中身にもこだわりを持って椅子張替えをさせて頂いております。

新品椅子よりも張替えた椅子の方が実は仕上がりが良くなることの方が多いと思います。